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日本で初めてのSMクラブ・アマゾン。

今もなおアマゾンの現役オーナーでいらっしゃるママのレポートを通して、
ブログで今までの色々なエピソードを綴っていきたいと思います。


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助けて下さったにもかかわらず、動揺のあまり思わず平手打ちをしてしまった私…。


それを見ていた男子学生達から大変な抗議を受けました。
私はすぐに謝罪しました。

しかし、その年配の紳士はにこやかに大らかな態度で私を咎める事なく、
学生達に何事もなかったかのような雰囲気で会話を続けてらっしゃいました。

私は小学生の時から、男子生徒を苛める癖がありました。
だけどそれは悪い事をした生徒に対してだけでした。
その頃より負けず嫌いで、自分で人一倍気が強いのは自覚しておりました。
今でも多分、直っておりません。

話は戻りますが、サロンでの送別会もそろそろお開きにしようと話していました。
しかし、このまま別れるのは淋しいという事で、静かな喫茶店で酔いを醒ましてから別れる事で話しが決まり、
サロンを後にしようと出口の方に向かって歩き出した時でした。

鞭各種1ボーイさんが私に名刺を渡したのです。
それは、先ほど私が平手で叩いてしまった年配紳士の名刺でした。
私が帰る所を見て、ボーイさんに頼まれたそうです。

私は何も考えず受け取ってさっさとバッグに入れました。
私は喫茶店に行く事しか頭になかったのです。


その後行った喫茶店は、和風喫茶で、店内にはお琴の音が流れウエイトレスはみな和服を着ています。
そこの抹茶をいただくのが私達は大好きでした。
とても静かで落ち着けるお店でしたので、私達はここに来るのが楽しみの一つで、
いつも時間を忘れておしゃべりしておりました。
一息ついた頃、先ほどいただいた名刺を思い出しバッグの中から出してじっくり見たのです。
驚いた事に、とても偉い方で、恐れ多くも若い私にとっては雲の上のような存在の方、大変ご立派な肩書きのある方だったのです。

どうしてあんな事をしてしまったのだろう!と自分を責めても既にしてしまった後。
今一度、その方に謝りたい気持ちで一杯でした。
その後、頭の中の片隅にその事だけが残っていたようです。

(続く)



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02/25|History||トラックバック(0)TOP↑
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前回の続きに入る前に、その当時の私の事を・・


私は、若くして初期の癌を患い、片方の卵巣を切除しました。

母親からは、「結婚する相手が現れたら、必ず卵巣を一つ取っている事だけは隠さず話さないと
詐欺になりますよ。」と言われていました。

何度か結婚の申し込みがありましたが、親に言われた通り卵巣切除の話をすると、
どの方もだんだんと電話の回数が減っていったのです。

私はその都度心が深く傷つき、失恋はもう嫌。恋をするから失恋をするのだ。
もう男性に何を言われようが恋はしないでいよう。
そして一生独りで働いて暮らそう。
それが私の一番取るべき生き方…と心に決めておりました。

ですから、当時から仕事を含め全てにおいて努力を惜しみませんでした。

負けず嫌いの私は、自分を向上させる為にも、人一倍の努力を惜しまずにしてきたつもりです。

何年か後には独立して商売を始め、一人で生きていける老後迄の計画を考えておりました。

(続く)




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03/02|History||トラックバック(0)TOP↑
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(前回から続き)

私は、沢山の女性から様々な悩みの相談を受けておりましたが、
私自身の悩みは他の人に相談した事は一度もありませんでした。

又、自分の夢や希望も、誰にも言うことはありませんでした。
全て自分の胸にしまっていたのです。
無言実行…というところでしょうか。

ある時スランプに陥り、そのためか十二指腸潰瘍になり、24時間痛むようになり、
医師から気分転換をしたら治るかもしれない。それでも治らなければ、手術するしかない。
と言われました。

仕事と全く関係ない本を読んだり、気分転換のため色々な事をしてみました。

そんな時、平手打ちをしてしまった紳士の名刺の事をふと思い出し、
思い切って電話をかけてみたのです。

私の事を覚えていてくださり、電話口でにこやかにお話いただきました。
その何日か後に、仕事が終わってからお会いする約束になりました。
待ち合わせ場所は普通の喫茶店でした。

私は衝動的に平手打ちした事を改めて謝罪したかったのと、
ご立派な肩書きをお持ちの紳士の、若い自分とは違う世界に魅力と興味が沸いたからでした。

(続く)


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03/05|History||トラックバック(0)TOP↑
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この度の東北関東大震災、被災地の方々には心よりお見舞い申し上げます。
一刻も早く、被災地の安全回復と復興を心よりお祈り申し上げます。



(前回の続き)

私のような者にお会いして下さるのか心配しておりましたが、お会いする事も快諾頂き、
実際お会いすると、想像とは全く異なりとても気さくな方で、
明るく、相手に気を使わせない話し方・態度に私はとても驚きました。
雲の上の方とは思えない何か親しみを覚えたのでした。

ご立派な方というのは、相手に気を使わす事なく逆に気配りいただき、
話しやすい雰囲気を作ってくださる・・・そんな心遣いが自然と出きるものなのかと
私の人生の中で初めて感心したことでした。

私の人生観が大きく変化したのもこの時からでした。

偉い人というと、近寄りにくい、また、何か冷淡さを感じ、
目の前にいったら身がすくみ話もできない。と考えていたからです。

当時、私の勤務していた会社の社長も、雲の上の人という感じでしたから、
この時なおさらギャップを感じたのかもしれません。

このお会いした方を今からHさんと記載します。

Hさんにお会いして、まず
「反射的に平手打ちをしてしまい申し訳ございませんでした。
どうぞお許しいただけませんでしょうか」
と、何度も頭を下げて心からお詫び致しました。

そんな私にHさんは
「気にする事はありませんよ。僕は生まれて初めてビンタを受けたので感激したのです」
とおっしゃり、私は体中赤くなったような気がし、全身から汗が出てきたのを今でも覚えております。

(続く)



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03/15|History||トラックバック(0)TOP↑
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(3/15からの続き)


Hさんは、時折暇を見つけては、私を食事に誘ってくださり
私はお会いする度、様々な質問ばかりしておりました。

大変話上手な方で、私の質問に何でも答えていただき、話の内容も興味深いものばかりで
私にとって、仕事や人生において勉強となるひと時となり、
お会いするのがとても楽しみでした。
十二指腸潰瘍もいつの間にか治っていました。

何年か過ぎてから、お座敷で軽くお酒を飲むお祝い事があったように思います。
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Hさんと二人で食事も終わり、楽しく会話していると、初めてHさんが私に質問をしてきたのです。

「西洋の方で、上層階級の人達の中に、正装した紳士が女性にかしずいている姿があります。
その姿を見たら、、又は、その姿を想像して、君はどう思いますか?」
という質問でした。 



私は一瞬驚きましたが、何分見たことも聞いた事もないような事ですので
否定せずに肯定的な返事で「何とも思いません」と答えました。

(続く)



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プロフィール

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Author:sm_amazon

1968年大阪で日本初のSMクラブを開始。
その5年後、屋号を『アマゾン』として十三に拠点を移す。



SMクラブ『アマゾン』
阪急・十三駅徒歩すぐ。
10:30~20:30
【電話受付は18:00まで】
Tel06-6305-4549

アマゾンホームページ

http://www.sm-amazon.com/




ブログでは、老舗SMクラブとしての数々のエピソード等を記載する予定です。


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