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院長先生に電話した私は、
これでPさんに満足していただける事ができるでしょう。
と、安堵致しました。


この次いらっしゃった時は鼻の穴を開ける手術になります。
私は病院に付いて行かなければならないか迷っておりました。

事務所を離れる事もできないし、
先生にその時ご相談すればいいかと思いました。


約一か月位すぎた頃、Pさんからお電話がありました。

「ママ、僕の鼻の件では無理を申しましてごめんなさい。
 希望通りにできるでしょうか?
 どうしても牛のようにしてほしいのです」



(続く)






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院長先生
「それは大変な方ですね。
 でも、私の所でそのような方は今まで何人か来られた事があり、鼻に穴を開けた事があります。
 何時でも結構ですのでお越し下さい。
 日時が解りましたらスケジュールを取りますのでお電話下さい。
 お引き受けいたしますよ」



「先生、ありがとうございます。
 やはり、先生にご相談してよかったわ。
 私一人で困り果てていたのです。
 日取りが決まり次第、お電話させていただきますので、先生どうぞよろしくお願い致します」

院長先生
「はい、それでは電話してきてください」


電話を切ってから、私はとても気持ちが楽になって
重荷がおりたような気がしました。


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(続く)






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10/25|History||トラックバック(0)TOP↑

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私は思い切って院長先生に話しだしました。

「私の知り合いの男性なのですが、お鼻の中央に穴を開けて
 牛のように、紐を通せるようにしたいという方がいらっしゃるのです。

 私は何度も何度も、社会生活に支障をきたすので、
 貴方のためを思い、絶対にやめたほうがいい。と説得したのですが、
 全く聞く耳を持たず、本人は納得してくださいません。

 なんとかして穴を開けたい、そして穴がふさがらないようにして欲しい。
 どうしてもお願いしたい。と言ってきかないのです」


(続く)





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私は早速院長先生に電話することにしました。

私の話を聞いていただき、Pさんの件を引き受けてくださるかどうか
とても気がかりでしたが、思い切ってお電話させていただきました。

電話口に出てくださった院長先生に

「先生、中沢ゆりでございます。
 何時も無理ばかりお願いして申し訳ございません。
 私、先生以外にご相談する所ありませんので、
 つい甘えてご無理な事ばかりお願いして申し訳ありません」

院長
「どのような事でしょうか?」


「お電話でもお話を聞いて頂けるのでしょうか」

院長
「面談するのが普通ですけれども、中沢さん、いつもお忙しいでしょう。
 特別にお電話で結構ですよ。今、時間少々とれますから」


「お仕事のお邪魔になりますので、では単刀直入にお話させて頂きます」



(続く)




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電話で、
牛のように鼻の真ん中に針を刺して、引っ張ってほしいというPさん。
三日後にお電話下さいと言いましたら、やっと電話を切ってくれました。


私は、A美容整形外科の先生に相談してみようと、ふと思いついたのです。

現在、A美容外科は息子さんが院長先生になられて、
先代の院長先生は既にお亡くなりになられています。

当時、私が知っている先代の院長先生は、
大変真面目で研究熱心な先生でした。
どんな事にも耳を傾けてくださり、相談にのってくださいました。

私は肩凝りがひどく、院長先生に気功(ハンドパワー)で
私の肩凝りを時々治してくださっており、
長い間お付き合いさせていただいておりました。
また色々な方を先生にご紹介させていただいておりましたので、
なんでも相談しやすかったのです。



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(続く)




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Author:sm_amazon

1968年大阪で日本初のSMクラブを開始。
その5年後、屋号を『アマゾン』として十三に拠点を移す。



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【電話受付は18:00まで】
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ブログでは、老舗SMクラブとしての数々のエピソード等を記載する予定です。


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