12月31日~1月2日は予約のみとなります。
新年3日より通常営業 (電話受付は10時半~20時半) 致します。
よろしくお願い申し上げます。
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二時間くらい過ぎた頃、先生からお電話がありました。
「先生、お忙しい所申し訳ありません。
実はまたPさんの事なのです。
顔の中に金の鈴を入れて欲しいと、
わざわざ別注で金の鈴を作ってきたのです。
鈴を顔に埋め込むなんて、そんな事できるのでしょうか?」
先生は淡々と、
「大きさはどれくらいですか?」
と尋ねられました。
(続く)
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その後、いつものように仕事を続けてまいりましたが
Pさんの依頼が気になっていたので
思い切って病院の先生に相談するため、
お電話してみました。
私としても、Pさんの "顔に鈴を埋めたい" という要望は、
とても言い出しにくい事でした。
「先生、以前、鼻に穴を開けていただいたPさんの件ですが
今、お話よろしいでしょうか?
お願いしたい事があるのです」
「それでは時間のあいている時にこちらから電話を入れます。
今から手術ですので・・」
「先生いつでも結構です。
私は20時半まで毎日おりますのでご都合の良い時に
お電話くださいます様お願いします」
と、私は胸をドキドキしながら電話を切ったのでした。
(続く)
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顔の中に鈴を埋め込みたいなんて
一体どんな風になるのでしょう…。
動くたびに、カラカラと音が鳴るようにしてほしいと
Pさんは仰っていたが、
どうしてそこまでして、鈴の事にこだわるのかしら。
変わった事を望む、Pさん。
私は今までこんな事は聞いた事さえありませんでしたし
不思議に思いながら、頭の中はその事ばかりになっていました。
明日にでも整形外科の先生に相談してみる事にしよう。
Pさんの要望に応えるにはそれしかありませんから
もうあまり考え込まないようにしました。
(続く)
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心配顔のB子とA子に私は続けて言いました。
「私も心配でないとは言わないけれど、Pさんのたっての願いですから
割り切ってこの話を進めていきます。
私が先生に相談してみますから、貴女達は心配しないでね。
それと、この話は、時期がくるまで誰にも話さないでね。
どうするのか決定したわけでもないですから」
「はい。わかりました。
私達はママの言うとおりに従うだけです。
今日はこれで私達帰ります」
そう言って、二人は不安そうな表情をして帰っていきました。
一晩中縛られてハンモックの中にいるプレイの、
Pさんの様子をたびたび見に行っていたため、
前回の時と同様、ほとんど眠っていなかったので疲れもありましたが
その日の私は、どうにか夜八時半まで事務所におり帰宅しましたが
頭から鈴の事がひとときも離れませんでした。
(続く)
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