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日本で初めてのSMクラブ・アマゾン。

今もなおアマゾンの現役オーナーでいらっしゃるママのレポートを通して、
ブログで今までの色々なエピソードを綴っていきたいと思います。


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SMクラブを始めた頃は、プレイの要望は縄が中心で、次に浣腸・ローソク・鞭 の四点でした。
それだけで大変感激して下さっておりました。

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バブル期に入ると、どこの企業も人材不足の影響か、過剰勤務が続きストレスが溜まる人が多くなってきたようでした。

ストレス社会の中、今までのタイプと違った人達が増え始めました。


そんな時代、私が今でも忘れる事のできない人が沢山おり、思い出すたびに今頃どうしているだろうか、また、元気で過ごしているだろうか?と心を痛めております。


私の所にやってくるのは頭脳労働者がほとんどなのです。
そのためなのか、バブル期への時代の流れのためかわかりませんが、単品プレイというか、好きな事だけを思い切り時間内に何度も何度もしてみたいという人が多くなってきたのです。

彼らはストレスが溜まって爆発寸前の状態だったのかもしれません。
女性の苦しむ顔を見たがるのです。

例をあげますと

縄だけ10本~20本位使用して、顔面から体中巻いて、
目と鼻、口と首だけ残してほとんどロープのみの体を作り上げて
部屋中転がしたり、荷物のように担いだり、ベッドの上に投げたり逆さにしたり、
じっと眺めながら煙草を吸ったり、ビールを飲んだりして
何度も同じ事を繰り返して時間一杯プレイをして帰っていかれる方がおりました。
プレイを終えて帰ってきた来た女性は、夏でも長袖・帽子・サングラスとマスクをして帰ってきます。
ロープの跡が残っていて、見られない姿になっているのです。

(続く)



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昭和50年頃から、当クラブの会員さん、男性も女性も、
東京・大阪・九州とSMクラブをオープンしはじめました。

また、昭和53年頃だったと思います。
日活がポルノで有名だった頃、

SMを手がけてみたいので撮影に協力して欲しい。
東京では無理なので、大阪の私の所で教えて欲しい。

という事になり、12名の撮影スタッフが来て大掛かりな撮影が始まり、
近くの人達が何事かと集まりだし、私は大変恥ずかしい思いをしたものでした。

SMが珍しい時代でしたので、色々な新聞社・雑誌社も取材に尋ねてくるようになり、
尚更全国に知られる事になって、全国出張もしてあげるようになったのです。

お仕事で多忙な方は、大阪に来てプレイするよりも、
出張手当を支払ってでも来てもらう方がありがたい、
時間をかけ大阪に行くよりこちらで仕事している方が儲かる。

と言っておりました。
このような出張システムは今でも続けております。


そしてその後、時代はバブル景気をむかえ、日本経済も世界の先進国の仲間入りになっていったのです。

その時代の流れに合わせて、プレイの内容も要望も変化して来ているのに気が付き、
それに対応できるよう、女性会員も少しずつその時代のニーズの変化に慣れるよう指導して参りました。



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08/25|History||トラックバック(0)TOP↑
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昭和43年頃から日本の国は高度成長に入っておりまして
給料も物価もどんどん上がって目まぐるしく変化して行っておりました。

そんな中、経営者も働く人も需要に追いついていくのが大変な時代でどんな物でも作れば売れて、土地も物価もどんどん上がっていきました。

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男性会員の中に、地方から来ているお医者さんがいらっしゃいました。

その方から「医師会の集まりがあるのだが、是非SMを見たいと言っているので来て欲しい」と要望があり、
Sの女性とMの女性を派遣してプレイを皆様の前で見せる事になりました。

私としては、初心者の方の前でするSMの場合は、
ソフトプレイでありながらも見本として一通りのプレイをするよう指導し、
縄での摩擦、火傷などしないよう、手の平をあててから縄を通してする事など、
安全面はじめ色々な面で気を配り、
見学者の皆さんがSM初心者なので、
SMをわかり易く、また、これなら誰でも出来る、ぜひ一度プレイしてみたい、と思って頂けるように、
簡単に出来、そして綺麗で神秘的な感じを出すように打ち合わせしたのでした。

また、ストリップ劇場からまでも要望がありまして、SMショーも手がけておりました。

私はショー興行の許可を取っておりませんので、問い合わせくださった劇場関係者の方に、
まず貴男が会員として入会し、貴男が入場料を取る形なら紹介できますと教え、
その結果あちらこちらと出張、全国に派遣する事が多くなり、
そのおかげもあり益々全国から入会希望者来るようになったのです。

(続く)



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SMをする女性も男性も、一般の人と比べて個性が豊かで、
自分なりのポリシーを持っている人が多く、短所と長所が極端すぎるのにも驚かされました。

インテリの女性からアウトローの女性まで、様々な女性がいてこそ楽しんでいただける事も知りました。

ある男性会員で、インテリの高慢ちきな女性を責めるのがなんとも心地良いという人もおりました。
アウトローの女性に対しては、気が楽でやり易く好きな事を言い放題言えるので、
そんな一風変わった人が良いという人もいてなかなか面白い世界です。

様々なタイプの人がいる事により、色々な要望に応じられる事ができるのも、この世界でありました。


私は去る者は追わず、来る者は拒まず主義でおりました。
どんな人でも、長所も短所もあるものです。

他の人に持っていない長所を引き出し、励まし褒める事により益々自信を得て
他の人のできなかったプレイをも超越していくようになり、それがその人の悦びとなっていくのです。

それが女性の間で刺激になり、我も我もとエスカレートして、天上まで登りつめる女性が出てきたのです。

一通りSMプレイを何でも挑戦したいという女性が来た時には、調教の楽しみを求める男性会員が多く出てきておりましたので、私が連絡を取り、お金を出して通っていただくようにしておりました。

男性会員も様々で、プレイをしているうちに、出来上がった女性より
まだあまりプレイできなくとも素質のある人を求めるように変わりつつある事に気がついたからです。

調教の楽しみを求めて通って下さる方が増えてきたのです。


(続く)



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(前回からの続き)

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余談になりますが、大阪弁に関してもう一つ面白い事がありました。
大阪の人は親しくなると、返事する事が面倒になるのか、
言葉を省略する傾向があります。

例えば、

・この服うちにどう思う?(いける いける)
・このラーメン美味しいね?(うん いける いける)
・この車まだ乗れるかな?(いける いける)
・今から行って間に合うかな?(いける いける)
・私の書いた絵どう思う?(いける いける)

と、こんな具合に何でも 「いける いける」
という言葉で、納得する事が出来るというのがとても面白く、
また親しみを感じ、そんな所が大阪らしいところでもあるのだなと感じました。

しかし前述の通り、当時はプレイ中に大阪弁では様にならない。と
標準語でプレイするよう指導してまいりましたが、
皆、完全に標準語で話す事は出来ませんでした。
どうしてもアクセントが違うので仕方ありませんでした。

そんな中、関東方面からお越しの方が、プレイをして「とても良かったよ」とおっしゃってくださいました。
少し大阪弁が入る方が魅力があるし、大阪らしくて楽しいといってくださったのです。
関西以外の会員の方で、そのようにおっしゃってくださる人が増えてきました。

言葉は色々で良いのだ・・・そしてプレイも・・・。
個性を生かしながら、それぞれのアイデアでプレイする事が相手に悦ばれるし、
皆が同じでは機械的で面白くないという事がよくわかりました。

どうしたら相手が悦んで下さるか、一生懸命に一人一人が考え行動することが、
相手に対して一番良い事なんだと、皆が気づいたのです。

(続く)



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08/04|History||トラックバック(0)TOP↑
プロフィール

sm_amazon

Author:sm_amazon

1968年大阪で日本初のSMクラブを開始。
その5年後、屋号を『アマゾン』として十三に拠点を移す。



SMクラブ『アマゾン』
阪急・十三駅徒歩すぐ。
10:30~20:30
【電話受付は18:00まで】
Tel06-6305-4549

アマゾンホームページ

http://www.sm-amazon.com/




ブログでは、老舗SMクラブとしての数々のエピソード等を記載する予定です。


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