電話が入ってから三十分位して
B子が事務所に戻ってまいりました。
「ご苦労様でしたね。
大変でしたね。
手術の同行ありがとう。
本来私が行くべきなのに、B子さんに何もかもお願いして
ごめんなさいね。
本当にありがとう。私も助かりました。」
B子が付いてくれていると思えば、私はとても心強く、
心から感謝していたのです。
B子に手術の事を尋ねました。
「手術時間は約四十分位だったと思います。
Pさんは先生に、麻酔無しで手術してくださいと仰っていました。
私は手術室に入る事はできませんから
手術は見ていませんが、
Pさんが先生にしきりに麻酔無しで、と、
仰っている声だけが聞こえておりました。
実際に、麻酔無しで手術されたのかどうかはわかりません。」
(続く)
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B子が出かけてから四時間位過ぎた頃、
彼女から電話がはいりました。
「ママ、無事に手術が終わりました。
今からPさんは自宅に帰ると仰っていますので
お電話替わりますね」
電話口のPさんが
「ママ、ありがとう。
これで僕も心から満足できそうです。
またお世話になってしまい、本当にありがとうございました。
また連絡します」
私は
「どうぞお気をつけてお帰り下さい」
と、電話を切ったのでした。
(続く)
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とうとうPさんの手術の日がやってきました。
病院に同行するB子は、新大阪の駅で
待ち合わせすることになっていました。
まず事務所に立ち寄ったB子は、
早目に行っておきます。といい、
鈴を大切にバッグの中にいれて、
約束の時間の1時間程前に出かけていったのでした。
私は、先生にお任せしているので
何も心配しないでいようと思いつつも、
心の中では、何度もドキドキとしながら
無事に終るのを祈っておりました。
(続く)
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B子の問いかけに対して私は
「私も初めてのケースで、知らない世界です。
でも、ご本人の強い要望ですから、
Pさんにはこの件については、
あまり深くお聞きしない事にしましょう。
どうしても…と仰るのですから。
ご自身の会社も順調にいってらっしゃるし、
お体の方もお元気ですし、
心も安定しているようですから特に問題はないでしょう。
あまり根掘り葉掘りとお聞きしない方がよいでしょうね。」
B子は
「そうですね。わかりました。」
と言っておりましたが、
大変不安そうな表情をしていたのでした。
(続く)
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これでPさんの希望通りに手術ができる。
Pさんに喜んでいただく事ができる。
私はホッとしていたのでした。
Pさんが大阪に来られる日がきまり、
病院での手術の時間が13時からと決まりました。
早速B子S女にその事を連絡し、
当日の付き添いをお願いしたのでした。
10月の中ごろだったように思います。
ケースに入った鈴をB子に渡しますと、
中を見ながらB子は
「なんのためにこれを顔の中に埋め込みたいのでしょうか?
ママ、理解できますか?」
(続く)
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