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日本で初めてのSMクラブ・アマゾン。

今もなおアマゾンの現役オーナーでいらっしゃるママのレポートを通して、
ブログで今までの色々なエピソードを綴っていきたいと思います。


………………………………
(前回から続き)

翌朝、女性会員がその方のキャッシュカードと暗証番号が書かれた紙切れを持って事務所に戻ってきました。

私一人で年中無休営業しているため、出金は明朝、仕事前に銀行に立ち寄ろうと思いその日は仕事に就きました。

翌朝、そのキャッシュカードの銀行の支店に立ち寄り、ATMで操作をしました。
暗証番号を入れてもカードが戻ってくるので、間違いのないよう慎重にやり直してみましたが
どうしてもエラーとなりカードが戻ってきてしまいました。

私は「どうしてなのだろう…」と、ぼんやりその場で立っていると、
行員2人が「どうされましたか?」と声を掛けてきました。

私が経緯を説明すると、「調べてみますのでお待ち下さい」と
大変親切に対応いただきました。

その結果、教えてもらった暗証番号は間違っている、そして口座残高もゼロだという記録を見せてもらいました。

その時、私は騙された事に気が付いたのです。

銀行でその方の住所を教えてもらい、帰ってから手紙でも出そうと銀行を後にしました。

今なら、銀行でこのような対応は考えられませんが、この当時はこの通りだったのです。


10時過ぎには事務所に入り、掃除・洗濯・プレイ道具のチェックと忙しい一日が始まり、
その内騙されたお金の件はすっかり忘れてしまいました。

しかし、ふと思い出し、「また頑張ればいいわ。騙す人より騙される人の方が幸せなんだ。」と一時は思ったのですが、もし又私のように騙される人が出たらこれは大変な事です。
本人のためにも、またこのような被害を私一人だけに留めるためにも、警察にこの一件を伝える事が私の役目ではないだろうかと考えました。

そこで、キャッシュカードの発行元である関東のとある都市の警察署宛に
キャッシュカードを添えて手紙を送ったのです。

手紙の内容は、事の経緯と、被害届でなく本人に注意をして、二度とこのような詐欺行為を行わないように厳重注意してほしいという内容で、便箋に五枚位書いたと思います。

警察からは何の連絡もありませんでした。


それからしばらくたったある日、
突然「ウイークエンダーの者ですが。」と電話がかかってきたのです。

東京のスポーツ紙に、この詐欺事件、私の事が書かれていたというのです。

ぜひ詳細を聞かせて欲しいと言われ、私は戸惑いと驚きでどうしたらいいかわかりませんでした。

スポーツ紙に掲載されていたなんて当然知りもしませんでしたし、また、テレビ番組、しかも当時の有名番組から電話が入るなんて、本当に驚き動揺しました。


できるだけ目立たないように経営していましたから、
もし、突然取材が来てしまったら、隠れようかとまで考えました。


(続く)



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Author:sm_amazon

1968年大阪で日本初のSMクラブを開始。
その5年後、屋号を『アマゾン』として十三に拠点を移す。



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阪急・十三駅徒歩すぐ。
10:30~20:30
【電話受付は18:00まで】
Tel06-6305-4549

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