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日本で初めてのSMクラブ・アマゾン。

今もなおアマゾンの現役オーナーでいらっしゃるママのレポートを通して、
ブログで今までの色々なエピソードを綴っていきたいと思います。


………………………………

ウィークエンダーで放送後・・・

あまりにも忙しすぎて忘れていましたが、取材のきっかけとなった私を騙した男性から電話が入りました。

「現在、北海道のとある病院に入院しています。悪い事をして申し訳ありませんでした。
体が元気になったら必ず振込み致しますのでどうか許して下さい。」というような内容の話だったと記憶しています。

放送を見て電話をかけてこられたのです。
やはりテレビというのは数多くの人が見ているものです。
たくさんの問い合わせに入会希望者、そして取材の発端となった男性からの電話・・
テレビで放送された反響の大きさに再度驚いたものでした。

この時、騙したこの男性に対しては、哀れみだけしか私の心には残っていませんでした。

後にこの男性は警察に捕まりましたが、厳重注意をお願いしただけで私は起訴しませんでした。




◆私のSM論


S(サド)M(マゾ) という呼び方が本当に正しいのかは私はわかりませんが、
女性会員、男性会員の面接にあたって、今まで約一万人程の人達とお話をしてきたと思います。

私の信条というか、理念といえばいいのか、
SMに対して世の人々に理解していただきたい事がたくさんありました。

先進国になればなる程、SM人口が多いのは確かです。発展途上国に行きますとSM人口は上級社会の中に少しはいるようですが、全体的に見て少ないと思います。
それは頭脳労働者が多くなればなる程、ストレスが精神的に溜まってイライラしたり不能者になっていく人が多いからです。
そのため、酷くなれば社会生活にも影響をきたす事にも繋がります。

本人は誰にも話せず、ひたすら悩み続け、ひどい場合は自殺したり蒸発したりする方も出てくるのです。

そのような方々を、社会人として立派に仕事をしてもらえるようにしてさし上げる事が、
私の使命と思い、理想を持って運営していこうと決心したのです。

生まれつきSM嗜好がある方も中にはいらっしゃいますが、思春期の頃の影響に左右される事も多いようです。
これらは面接して感じた事です。大変興味深いものだと思います。

(続く)



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(前回から続き)


とうとうウィクーエンダーで私の事が放送されました。
放送まで大変緊張していた私ですが、
レポーターのA氏が面白おかしく説明され、
約束通り、私という事が全くわからないよう、もちろん店の住所や店名なども明言することなく
上手に話されていました。
また、とても私を好印象的に紹介いただいていたと思いました。

おかげでその日は安心して寝る事ができました。


ところが放送翌日、私は電話のベルに驚いたのです。

一日中、「ウィークエンダーに出たSMクラブですか?」という問い合わせがひっきりなしにあり、
私一人、通常の営業しながらの電話応対ですから、さすがに疲れ果てて最後には
「違います、違います。」と言って電話を切っておりました。
店名も出していなかったのに、なぜわかったのだろうという戸惑いと、
なにより恥ずかしさが先に立っていたからです。

-- 大阪のSMクラブ、女性経営者 --
これだけの手がかりを元に、皆さん探されていたようです。

DSCF9711.jpg それから一週間位、朝から夜まで電話の問い合わせがありました。
当初は戸惑い、電話もすぐに切ったりもした私ですが、
あまりにもの反響の大きさに、ちゃんとご案内をし、希望者には入会いただく事にしました。

ウィークエンダーを見て入会頂いた方の中で、とてもお気の毒の方がいらっしゃいました。
色々なクラブを直接訪問して、女性経営者のクラブを探しておられたようです。
窓口が女性、または、"ママ"がいるクラブでも、実際の経営者は男性ばかりだったそうです。

私のところにたどり着くまで、何件ものクラブを何日もかけて尋ね回ったと言うのです。


一人でクラブをやっている私は、あまりにも多い電話の応対、入会希望者の面接・打ち合わせ、
男性会員のお相手をする女性に対してのアドバイス等、そしてさまざまな雑務とすべて重なり、
一ヶ月程は大変な思いをいたしました。

私にゆっくり話しを聞いて欲しいのに、忙しすぎてなかなか話を聞いてもらえない…
という不満の声も、一部男性会員より聞かされておりました。
心の中では本当に申し訳ない気持ちで一杯でした。


こうして、北は北海道、南は九州の方までがプレイをしに来られるようになったのです。


(続く)



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(前回から続き)


ウイークエンダーから突然の取材依頼電話。
驚き戸惑いました。

親戚や知人、誰にも内緒でひっそりと営業をしていましたから・・・。

------------私は当時、息子と二人でくらしておりました。
この頃、息子は小学三年生ぐらいだったかと思います。
息子はこの頃から私のしている仕事がおおまかながら分かっていたようです。
"その道"でこれ以上有名にならないで欲しいと言われていました。
必要性を子供に説明したところで到底理解できる事でもないし、
ただ「お母さんは悪い事はしておりませんよ」とだけ言って聞かせていました。

息子は、「僕が理解できたとしても周りの人はそうは思わないよ。
時々、お母さんはどんな仕事をしているの?と聞かれ、僕は顔が赤くなって
困ってしまう」と言っていたのを今でも忘れられません--------------------



そして、とうとうウィークエンダーの取材が尋ねてきたのです。

カメラマン、取材スタッフ、芸人やレポーターとして活躍されているA氏が来られました。

もう私は逃げる事はできないと覚悟を決め、こちらの条件を飲んでいただく事を条件に取材を受ける事にしました。
近くにある、喫茶店の特別室を借りての対談でした。
顔を出さない、屋号、そして住所すらも出さないという三つの約束を守る条件を出しました。

警察に出した手紙の内容を細かく聞かれたり、詐欺をした男性のプレイ内容を話したりしておりましたら、
レポーターのA氏が、だんだんと目の輝きが違ってくるのに私は気が付きました。

DSCF9663.jpg
最後に、プレイ現場に行きたいと言うので皆さんをホテルにご案内いたしました。

そのホテルは、私がプレイしやすいように吊りのできる器具や磔(はり)つけ台等を
ホテルに依頼して置いていた部屋でした。
何室かそのようなプレイできる部屋を作っていたのです。

室内で、A氏が感動されている様子を私は見逃しませんでした。

取材も一通り終えた頃、
締め切りがせまっているので早く東京に戻らなければならないというような事を
皆さんはおっしゃっていましたが、
私はA氏に、「よく理解いただくためにも、一度プレイなさってはいかがですか?」
と提案しましたら、
A氏は「そうですね。僕、プレイしていきます」と、即答されました。

他のスタッフは取材後すぐに東京に帰られたのですが、
私はすぐ女性会員を呼び出し、見学してもらった部屋でA氏にプレイをしていただきました。
A氏がSなのかMなのか言われませんでしたが、SMに興味があるのは間違いなかったのです。

プレイしたおかげでA氏は遅れて東京に戻り、大変お叱りを受けたとお聞きし同情をしておりました。


(続く)







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Author:sm_amazon

1968年大阪で日本初のSMクラブを開始。
その5年後、屋号を『アマゾン』として十三に拠点を移す。



SMクラブ『アマゾン』
阪急・十三駅徒歩すぐ。
10:30~20:30
【電話受付は18:00まで】
Tel06-6305-4549

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http://www.sm-amazon.com/




ブログでは、老舗SMクラブとしての数々のエピソード等を記載する予定です。


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